オステオパシーとは??

 

1874年アメリカ ミズーリ州の医師 A.T.スティルによって創始されました。

今から141年前です。

 

スティル医師は、ご自身の娘を3人も流行性の髄膜炎によって亡くしています。医師でありながらこの悲しい経験をしてしまった事、また、当時 水銀などを用いていた医学・薬剤治療に疑問を持ち、徹底的に医学・解剖学を見直し研究しました。

 

すると、どんな病気の患者にも必ず筋骨格系の問題があることに気がつきました。

筋骨格系の問題により、循環系・神経系がスムーズに働けず結果的に症状を起こしているのではないか、と考え始めたのです。

そしてその部分に対して必要な手技を施し構造的問題を取り除いてあげる事で、循環系・神経系が機能を取り戻し症状が解決していきました。

                                   

1918年にインフルエンザが世界中で猛威を奮った時、オステオパシーの手技療法により多くの方を救ったエピソードがあります。主にアメリカでの話ですが、オステオパシーを受けた患者の生存率は、当時の医学と比べて著しく高かったそうです。

そうしてアメリカ全土で市民権を得たオステオパシーは世界中へと広がっていきます。

現在アメリカでは22校の大学でオステオパシーが学ばれ、医師としての国家資格が認められています。他にもイギリス・カナダなど多くの国で国家資格として認められたオステオパスが活躍しています。(アメリカでは投薬なども含めて発達しています。)

 

オステオパシーの1番の特徴は、からだ全体をみる事だと思います。

筋肉・関節・靭帯・リンパ・内臓の緊張を取り除いたり、頭蓋骨の施術も行います。

身体の中で見ない部分はありません。原因を探す為に、身体に存在する「部分」は全て見ていきます。

ただ、全身マッサージのように均等に全身を揉んだり触る事は致しません。問題を起こしている関節や筋肉、靭帯、筋膜など、必要な箇所に対して施術を施し、全体のバランスを整えていきます。

オステオパシーの施術は、その方のお身体に合わせたオーダーメイドです。

 

 

 

オステオパシーの哲学

 

①身体は1つのユニット(単体)である。

 

身体には多くの部分があり、その各部分はそれぞれの問題や与えられた仕事があるにも関わらず、別の部分のためにも働いています。

そしてもちろん、身体全体として効率良くスムーズに機能する事が望まれます。

 問題の出ている部分だけをみるのではなく、身体全体をみて施術していきます。

 

 

②身体は自然治癒力を持っている。

 

生涯を通じてスムーズに航海できるように、身体は自らを防衛し、修理し、調整する方法を持っています。

オステオパシーでは、手技によって構造の不具合に施術をし、最終的にはご自身の自然治癒力で回復していきます。身体はいつでも治りたがっています!

 

 

③機能と構造は相互に関連する。

 

構造は機能に影響し、機能は構造に影響します。それぞれの構造が機能を決めています。飛行機は地上では役に立たないし、車は飛ぶようには作られていません。

人間の構造レベル(身体の大きさや、骨格など)は個々に違うので、機能レベルもそれぞれ異なります。

 

少し大雑把ですが簡単な例を挙げると、常に足を組んで骨盤が大変歪んでいる方が月経痛を訴えている場合、歪んだ骨盤の中に収まっている子宮は、その影響を受ける事があるという事です。

 

 オステオパシーの施術には常にこれらの哲学がベースにあります。

身体の自然治癒力を信頼し、解剖学の知識に基づいて手技を施してまいります。